福岡の水道水はおいしくない?

福岡の水はまずい…誰かにそう聞いたのはもう十年以上前のことです。当時ネットで検索した覚えがあるのですが、福岡の川の水の汚さは東京、大阪についで三位でした。そしてそれを実感したのは、福岡に住みだした頃。ちょうど田舎から就職の為に出てきた時でした。

それまでに話には聞いてましたが、水道水のまずさには衝撃を受けました。同僚からは浄水器を付けてないなんて信じられない、今すぐそこの電気屋で買ってこいと言われ…生まれた時から井戸水を引いていた家に住んでいたのでなんで蛇口から出る水が飲めないのか不思議でした。あれから十年以上経ち、その間東京、大阪のどちらにも住みました。川の水の汚さランキングでは上位だった二大都市ですが、そもそもなんで地域によって差があるのか?いくら人口や施設の多さに違いがあれど、地方と都市部の水道局への予算配分もかなり違うんじゃないの?その辺がなんだか気になったので、詳しい人に訊いてみました。

すると今の東京の水道水はミネラルウォーターに負けないくらいおいしくなっているとのこと。高度経済成長期に都市部の発展とともに排水が増え、多摩川の水質が低下してしまった為その対策として高度浄水機能処理システムを開発したそうです。そういえば随分前に、空港で東京みやげとして東京の水がペットボトルで売ってました。つまりそれぐらい自信があるということでしょう。

そして衝撃の事実…現在福岡が水道水のまずさランキング1位。それでも最近は古くなった水道管の取り替えや水質検査を徹底していて、だいぶ改善されているようなんですが…福岡は、酸いも甘いも嚙み分けた若かりし頃の青春の地…いつかまた住みたいくらい思い出深い土地なのですがもうしばらくは浄水器が必要なようです。

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